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クラスメイトのノルウェー人たちと飲んで考えていたこと【留学日記#5】

海外留学

同じ専攻のマスターのノルウェー人たちが飲み会に誘ってくれたので行ってきました。
そこで話していて考えていたことを備忘録的に残します。

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大学院生はバックグラウンドが豊富

学部から直接マスターに来た人、社会経験のある人などいろいろいます。
私のクラスメイトで面白系は、例えばこんなバックグラウンドです。

  • 私立の学校の校長をやりながらマスター取得を目指す人
  • 大学でレクチャー経験のある人
  • 学校の先生をしている人
  • 歌手
  • ギタリスト

そしてマスター取得後についても話しました。

  • リサーチャーになりたい
  • PhDに進むつもり
  • フェスティバルのオーガナイザーになりたい

私はマスター取得後のプランの具体性に欠けていると反省しました。
しかし周りは「それならPhD進むほうがいいかもね」とアドバイス、私自身これっぽっちも思っていなかった道だったのでびっくりするとともに、一つ新たな選択肢が生まれました。
いずれにせよ、早くノルウェー語を取得しなければなのですが。

レクチャー内容を混ぜて話す

これはマスターの人たちだからかもしれませんが、共通の授業の内容をちょいちょい飲みのネタに混ぜてきます。

例えばCultural Studiesという分野で、アイデンティティの定義づけについての授業が先日あったのですが、それを利用して「ノルウェーのクリスマスにおける過ごし方」からアイデンティティを定義してみたり、「日本のクリスマスの過ごし方」と比較してさらにdefinitionしたり、とtheoryを試していたのが楽しかったです。

「これが本当のカルチュアルスタディーだ」と言って笑いあっていました。

(日本のクリスマスにはKFCを食べるのが伝統だといったら、えらい盛り上がりました。残念ながらノルウェーにはKFCはないので、私は隣のスウェーデンに行かなければならない、という結論に至りましたが。)

社交性についての考察

こういった飲み会に行ったり、イベントに顔を出すことを「Socializingしている」という風に彼らは言い表していました。
Socializingについて話している中で、こう言い表すことができると思いました。

自分がSocializeできる量は決まっていて、一定のSocializingをするとそれは消費されてなくなってしまう。
自分のSocializing量が消費してなくなると、人と会わないことでしかSocializing量は回復しないので、ある程度ひとりになる時間が必要。
いわば体力的なものと同じで、運動で疲れた体は寝るなり休息するないと元の通りに運動できない。

職場でSocializing(明るくふるまって)、家に帰ってルームメイトと話すのは、それまた一種のSocializingなので、そんな1日中社交的になんかなれないから、ルームメイトを避けて帰宅、部屋に引きこもる、というある同級生の話を聞いて「あ、それ私じゃん」と思い安心しました。

私は日本人の割にはラテンな性格ですが、それでもSocializingばかりしていると疲れてしまいひとりになりたくて泣いたりします。
他の人も似たような感覚を持っているのかという気づきは私にとってはうれしいことでした。

Socializingには限りがあって、消耗するものなんです。
だから気兼ねなくひとりの時間も大切にしましょう。
そしてSocializing能力が回復したら、おもいっきりSocializingしましょう。(その辺のメリハリがきっとノルウェー人はものすごく上手なんだと思います。私はそれを見習いたい)

Youは何しにノルウェーへ?

みんな疑問に思っていて常々聞かれるのが「お前なんでこんなマイナーな学問の修士を、よりによってノルウェーで勉強しようと思ったの?」です。

そしてこれはまじめに一番大きな理由は「ノルウェーは学費が無料だから」です。

もちろんもっと深く知りたいから修士過程にいるわけですが、日本にずっと住んでいたら私は一生、大学院には行けなかったと思います。
学費がどうしてもネックになって、アプライする選択肢すら思い浮かばなかったでしょう。

ノルウェーの場合、留学の生活費はかかりますが、学費は少なくとも無料だから、生活費は現地でアルバイトして稼ぐとして「とりあえず応募しよう」という考えに至れました。

この「大学院アプライ」という最初の一歩を踏み出せたのは「学費無料」であることがものすごく大きかったのです。
「機会は平等である」という前提があるのとないのとでは、考え方が根本から変わってくるものだと実感しました。

なんだかだらだらと書いてしまってまとまりもないですが、そんなこんなで日々刺激を受けながら生活しています。

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