2.5年(コロナの関係で半年延長した)の大学院生活で、いくらかかったかを生活コストも含め全て明かします。
日本のクソ制度(年齢制限とか)のおかげで奨学金は得られませんでしたので、すべて自腹です。
いくら稼いで、いくら使って、最終的にどうなったかの記録です。
この記事の目的は、金銭的に留学を諦めてしまいそうな人に希望を持ってもらうための記事です。
(追記:2023年よりEU外からの学生は学費を支払うことになりました。これで日本国籍所有者が無料で高等教育を受けられる国は消滅しました。)
ノルウェー留学の大学院の基本情報
ノルウェーは高等教育が無料です。セメスター(学期)ごとに840クローネ(2022年現在)の授業登録料を払わなければいけませんが、それ以外まじで無料です。
応募するのも無料、入学金も無し、月々の授業料も無し。
基本的には修士は2年なので、4セメスター分の登録料3200クローネがかかります。(追記:2023年よりEU外からの学生は学費を支払うことになりました。これで日本国籍所有者が無料で高等教育を受けられる国は消滅しました。)
さらに1週間につき最大20時間までの労働が許可されているので、アルバイトすることができます。
これで月々の生活費を賄うことが可能です。
ノルウェー学生ビザの基本情報
UDIというところが移民のビザをやっている機関です。ここにある情報は全てUDIを元にしています。
ノルウェーで勉強するには学生ビザを取得する必要があります。
ビザを申請するのに5900クローネかかります。(2022年現在)
さらに、ビザを申請するにあたって事前に128887クローネを持っていることを示すために、ノルウェーに送金をしなければいけません。
※生徒の生活関連を支援するアソシエーション(オスロ大学だったSiO)に金を一時的に預けることで、
128887クローネを持っていることの証明になります。
大学に受かった時点でインストラクションのメールなりWebページなりが提供されるので、その指示に従います。
ということで初期投資として128887クローネが必要となります。
ビザの申請、ビザの更新の詳細な記録についてはこちら↓
ノルウェーでの生活
(個人の記録です。人によって全然違うと思います)
私はアルバイトでグラフィックデザイナーとレストランバイトという二足の草鞋で生活していました。
とはいえ、週に20時間しか働けないので、勉学の時間を圧迫するということは全くありませんでした。
(ヘルジャパンのクソ過酷現場、出版社で働いていたので、ノルウェーでの暮らしは非常にゆったりのんびりでした)
平均して月に手取りで10000クローネ稼いでました。
家賃は学生の安めのシェアハウスで月におよそ4000クローネ。
食費は、ビーガンをしたり、レストラン賄いやルームメイトのバイト賄いなどで節約ができたので、
月に800クローネほど(まじで安いな)。
私は元々日本食が嫌いで米を食わないので、安く収まっているのもあるかもしれません。
その他交際費などの出費は、うっかりコロナのロックダウン時のおかげで3か月?くらい家にいる節約生活もあいまって、かなり安くおさまりました。
実際にいくら使ったか
ということで一体いくら使ったのかの総清算です。(2019August – 2021December)
内訳 | 金額 |
学費 | 4200 kr (840kr*5) |
家賃 | 120603 kr |
食費 | 12299 kr |
その他(交通費、交際費、雑費、ビザ更新費とかも含む) | 60686 kr |
出費合計 | 197788 kr |
収入 | 216980 kr |
結果、19192クローネ儲ける(は?)
留学して儲かっちゃたんか。
ということで、初期費用こそ掛かりますが、うっかりするとマイナス出費どころかプラスに転じるノルウェー修士留学、結果報告でした。
アホほど金がかかるせいでアメリカやイギリスの留学を諦める前にノルウェーのことを思い出してね!
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