海外留学で必須となる、英語力証明テストIELTS。
今回は、塾に一切通わずに独学で、IELTS 6.5を取るまでにかかったお金と教材を全て晒します。
もし「IELTS対策どうしよう、塾に行くべき?」など考えている方がいれば参考にしてください。
塾に行くのは良い選択肢だと私は思います。私はただ、どケチな性格、かつ強気だったために「日本一安上がりにIELTS受験したるわ!」と豪語して塾に行かなかっただけですので。
しかも結果的に5回も受験してるので、全然安上がりじゃないところにも注目です(笑)
- IELTSで6.5をとるためにかかった金額
- IELTS対策で使った教材一覧
- ケンブリッジのIELTS公式問題集5冊(9~13巻)
- 実践IELTS英単語3500/旺文社
- IELTSブリティッシュ・カウンシル公認問題集/旺文社
- アゴスの無料体験授業
- ベストティーチャー オンラインWriting/Speaking 対策 無料体験
- Listening for IELTS(Collins English for Exams)/Collins
- Improve Your Skills:Writing for IELTS 4.5-6.0/MacMillan
- Target Band 7: Ielts Academic Module – How to Maximize Your Score
- Simon先生のE book
- Speaking Masterクラス/Udemy
- 友人にひたすら私のスピーキングを直してもらう会(ファミレスの夕飯代おごり)
IELTSで6.5をとるためにかかった金額
それでは全て晒します。ちなみに、それぞれの品の具体的な解説はのちほど。まずは金額から見てみましょう。
教材名 | 内訳 | 合計額 |
IELTS受験料5回分(アホ) | 25,380円×5回 | 126,900 |
IELTS公式問題集 (Vol.9~13)/Cambridge University | 約5,000円×5冊 | 25,000 |
実践IELTS英単語3500/旺文社 | 2,700 | |
IELTSブリティッシュ・カウンシル公認問題集/旺文社 | 2,808 | |
アゴスの無料体験授業 | 0 | |
ベストティーチャーの無料体験1回レッスン | 0 | |
Listening for Ielts (Collins English for Exams)/Colins | 2,267 | |
Improve Your Skills:Writing for IELTS 4.5-6.0/MacMilan | 2,112 | |
Target Band 7/Simone先生 | 2,919 | |
Simon先生のE book | 3,000 | |
Speaking Masterクラス/Udemy | 2,400 | |
ファミレスの夕飯代おごりで、友人とスピーキング練習 | 1回約1500円×20回 | 30,000 |
合計 200,106円
塾頭に通うとだいたい40万円かかると考えると、まあ半額には抑えることができました。
でもいざ終わってみると、これはいらなかったなというものもあります。
- IELTS受験料2回分は不要だった -50,760円
- 英単語帳はいらなかった -2,700円
- 日本語の問題集はいらなかった -2,808円
- シモーン先生の本かサイモン先生の本は片方あれば十分だった。 -2,919円
減らせそうなもの合計59,187円
つまり、大して頭の良くない人が塾などに行かずに独学でIELTSオーバーオール6.5を獲得するには、140,919円が必要という結論になりました。
IELTS対策で使った教材一覧
IELTSで6.5をとるために使った教材を掲載します。一応、不要だと思ったものも含めます、私が不要だと思っただけで、それが必要だと思う人もいると思いますので。
何かの参考にしてください。
ケンブリッジのIELTS公式問題集5冊(9~13巻)
これは絶対必要です。Readingの勉強は公式のこの問題集だけでしかやっていませんが、それでも最低7.0は確実に取れるようになりました。ひとつの問題につき最低50回は精読を行いました。
ちなみに私は、11→12→13→10→9 の順番で購入しました。(11~13巻が今のIELTSの問題形式に一番合っているからです。3冊をやり切ってしまい、もっと問題が解きたかったので、10巻から遡ることにしました)今確認したら14巻も出てるみたいですね。取り合えず新しいのから始めて遡っていくのがおすすめです。
だいたいのIELTSブログ記事でも書いてあることですし、後述のアゴス(予備校)の無料授業でも言われたことですが、「大学院に通過するスコアの為には、リーディングで確実に点数を獲れるようにしなければ」なりません。そのためにはひたすら公式問題集を解く、これに尽きます。
実践IELTS英単語3500/旺文社
IELTS関係で当時唯一出ていた単語帳です。頑張って途中までやったけど私は全部使いきれませんでした。(昔から私は、問題中に出てきた単語を覚えて試験を乗り越えてきた性格だったので)
それぞれの勉強スタイルがあるかとは思います。受験の時にしっかり単語帳を使うタイプの勉強をしてきた方には150%お勧めします。
IELTSブリティッシュ・カウンシル公認問題集/旺文社
Cambridgeの公式問題集を取り寄せている間に手持無沙汰になって買った問題集です。私は1回しか使用しませんでしたが、日本語で解答解説が書いてあるものを探している人にはピッタリでしょう。
アゴスの無料体験授業
いざIETLSを受けるとなったときに、どうしたらいいのかわからなかったので、とりあえず塾の無料体験に行こうと思って参加したのがアゴスでした。
はじめに無料で模擬テストを受けさせてくれて、今の自分の立ち位置が分かるので良かったです。(確か5.5だったんです。そこから最低6.5に持っていくまでに逆算してスケジューリングできたのでとても役立ちました。)
授業料が高い分、しっかりと面倒みてくれそうなので、生まれ変わってお金持ちになったらここに通ってIELTS対策したいです。
ベストティーチャー オンラインWriting/Speaking 対策 無料体験
IELTS対策のブログでおすすめされていたので試し位に無料体験をしたのが、SpeakingとWritingが両方できる唯一のオンライン英会話スクール
「ベストティーチャー(Best Teacher)」 。
IELTS特有のWritingとSpeaking対策で問題をたくさんこなして経験を積みたかったので無料体験の1回分レッスンを申し込みました。(その後継続しませんでした、ごめんなさい笑)
独学ではなんともし難いWritingとSpeakingに特化したオンラインサービスというのはありがたい形態ではありますね。IELTSのWriting専用のコースもあったので、「地方在住で予備校に通えない」「解説は日本語がいい」みたいなカテゴリーに当てはまる人は一度無料の体験を受けるといいかもしれません。それで判断できるので。

Listening for IELTS(Collins English for Exams)/Collins
IELTSのListeningセクションに特化した教材です。CDのスピードが本番と同様の速さなので、聞き取れない問題はそのところだけ取り出して何十回も聞いて、シャドーイングをしました。(パート3の複数人でアカデミックな対話をする問題が私は苦手でしたので、そこを重点的に行いました。)
この本の全問題を最低5周こなした結果、リスニングセクションは常に7.0を獲れるようになり、それが結果的にオーバーオールの底上げに繋がりました。
Improve Your Skills:Writing for IELTS 4.5-6.0/MacMillan
IELTSのWritingセクションに特化した教材です。バンドスコア4.5-6.0を目指しています。ライティングに関しては足を引っ張らない程度に頑張ればいいと割り切ったので、その最低ラインをクリアするためだけに使いました。この本のいいところは、全部で10個の例題とその全てに対する模範解答があるところです。
私はこの本を2周した結果、ライティングのスピードが上がり、見直しの時間が必ず確保できるくらいまでになりました。(ライティングにおいては見直しの時間を5分だけでもいいから確保できるようにした方がいいです。本当にアホみたいなミス、三単現のs抜けなど、を確実にこの5分で潰せます。)
Target Band 7: Ielts Academic Module – How to Maximize Your Score
IELTSの総てのセクションについて、どうやって7.0を取るか、お役立ち情報が満載の本です。
問題集として使うには、掲載している問題が少なすぎるので使えませんが、ハウツー本としてはベストだと思います。ただ、精神論的なことも多く書いてあり、特にSpeakingに関しては、テクニカルなこと以外に「しっかり挨拶して」「試験を楽しもうぜ」みたいな感じもあるので、IELTSで気が滅入っているところに一筋の明かりを照らしてくれます(笑)
Writingについては、この本が提案するテンプレートと、後述のSimon先生の本で推奨するテンプレートが異なるため、この2冊を併用して使うとどっちつかずのテンプレが出来上がってしまいスコアが激下がりするので気をつけましょう(実話)
どちらかのテンプレを選んで、その選んだほうのテンプレを何度も練習することが大切です。
Simon先生のE book
IELTSの試験官だったSimon先生が提案するWritingに関するアイディア集です。
私はこのEbookに出会ったのが遅く、全て覚え切る前に目標スコアに到達してしまったのですが、おそらく変に回り道せずにいきなりこのEbookのアイディアを頭に叩き込めば、もっと早くライティングに関しては目標スコアを獲れていたのではと思っています。
この本の詳細な使い方についてはNory’s Amazing Worldさんの特に下記の記事を参考にしました。
この「IELTS Writing Task2の攻略法」はぜひその1から続けて読んでください。私もこの記事のおかげで無事にWritingセクションも6.0までもっていくことができました。
Speaking Masterクラス/Udemy
スピーキングもテンプレが欲しいぜ、と思ったらぜひおすすめなのがオンライン動画コースUdemy にある「Get 7-9 in IELTS Speaking: IELTS Speaking Masterclass
」。
私が特に役立ったのは、「ちょっと時間を稼ぎたいときに何と言うか」「答えに窮したときに発する言葉」とか小手先感満載のテクニック(笑)
全てのクエスチョンに話し方例がついているので、いくつか丸パクリして実際に試験で使ったりしました。例は全て文字情報としてPDFでダウンロードできるのも便利でした。しょっちゅう割引セールをやってますので、時期を見て安い時に買いましょう。
友人にひたすら私のスピーキングを直してもらう会(ファミレスの夕飯代おごり)
これはひたすらスピーキングの練習に付き合ってもらっただけなのですが、一人だとダレるところをいい感じに克を入れてくれてよかったです。アゴスに通うよりもずっと安いですし。
以上、IELTSのお金と教材について赤裸々に公開でした。
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