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日本の免許証をイギリスの免許証に書き換える最短の方法!

London

ワーホリで仕事をするにあたって必須な、銀行口座開設や公的手続き(ナショナルインシュアランスナンバーの取得やパブリックライブラリー等のカード)。
そこで必ず求められるのが「住所証明」です。
この住所証明は実にくせ者でして、イギリスに引っ越してきたばかりの人が住所を証明できる手段は、学校や会社に頼んで書いてもらう住所証明レターくらいしかありません。
しかし、住所証明レターは、サインの位置が違うだの、会社のマークが左上に必要だのと、
書式が少しでも違うと跳ね返されるため、 証明書として使えるまでに何度もやり直しさせられることも…。

一方で、免許証はそれ一つで立派な住所証明とみなされるため、証明書探しに奔走しなくて済みます。 しかも約1週間で取得可能。
ワーホリで来た人は絶対にイギリスの免許証をつくるべし!
これはもう声を大にして言いたい。
住所が決まったらただちに免許証の書き換え申請をしたほうがいいです。

ということで今回は、日本の免許証をイギリスの免許証に書き換える最短の方法を公開します。

(なぜ私が免許の発行を急いでいたかというと、Brexit前にユーロとイギリスの2つのマークが入った免許証が欲しかったから笑)

※最新の情報は必ず大使館サイトでご確認ください!


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Step1 日本大使館へ行く

(2021年追記)コロナ禍で対応変わってるっぽいので大使館ウェブサイトの翻訳証明ページで確認を!

日本大使館に行って「自動車運転免許証抜粋証明書」の申請をします。
郵便での申し込みも可能ですが、直接乗り込むのが最短ルート。

持ち物

  • 申込用紙(大使館のwebにあった自動車運転免許抜粋証明書をプリントアウト。近所の図書館で£0.15でプリントしました。)
  • 日本の免許証
  • パスポート

※申込用紙は大使館にも置いてありますので、その場で記入することも可能です。

上記3点を窓口に提出すると、日本の免許証の証明書は受け取りまでに中2日かかります。
なにせ私は急いでいるのでその間に次のStep2~5を済ませました。

Step2 近所の郵便局にDVLA D1の申請書をもらう。

郵便局の窓口に行ってD1の申請書をくれと頼みます。

Do you have DVLA D1 application form? I’d like to apply a driver licence.
(DVLA D1の申請書はありますか? 運転免許の申請したいので。)

ネットでも取り寄ることもできますが、何しろ早くほしいので直接郵便局に行きました。

これが封筒に入った状態で渡されます。

Step3 DVLA D1の申請書を記入する。

こんな感じで記入します。

表面
裏面

Step4 証明写真を撮る。

ググって1番最初に出てきた近所のSnappy Snapsというチェーン店に行きました。
免許証用の写真が取りたいと言うとその場ですぐ撮影して作ってくれます。£10でした。

Hi, I’d like to take a photo for a driver licence.
(すいませーん、免許証用の写真撮りたいんですけど~)

店員さんはドライバーライセンス用のサイズを把握していましたが、不安であればDVLA D1の申込書も持っていきましょう。

Step5 BRPカードの両面をコピーする。

本来BRPカード原本を送らなくてはいけないところ、日本人は特例措置があるらしく、コピーだけで良いそうです。コピーは近所の図書館でできます。
カラーコピーは1枚£0.5。カードは両面をコピーしなくてはならないので合計£1かかりました。

Step6 日本大使館で、証明書を受け取る。

3日後、Step1で申し込んだ自動車運転免許証抜粋証明書を取りに行きます。

持ち物

  • 日本のパスポート
  • 申請時に渡された引き取りの番号が書かれた紙

ここで£15を支払います。(現金のみ受付)

A4サイズだった気がします。

Step7 郵便局に行って小切手を発行、指定された住所に送る。

日本大使館に行ったその足で郵便局へ向かい、次の3つの手続きをします。

  • Postal Orderをもらう。
  • 申込書にPostal Orderの番号を書きこむ。
  • Special Deliveryで送る。

それぞれについて、解説します。

Postal Orderをもらう
まずは必要な金額を確認します。D1の申し込み書は切り取り式になっていて、記入しないほうにいくら支払うかが書いてあるので確認しましょう。
2019年1月では£43の支払いが必要でした。(必ず最新の情報を確認してね!)

次に、郵便局の窓口でPostal Orderが欲しい旨を伝えます。

I’d like to Postal order £43? It’s for my applying a driver licence.
(小切手43ポンドお願いします、免許証申請用で。)

手数料£5.38もとられます。

ちゃんとクイーンが印刷されてますね。

申込書にPostal Orderの番号を書きこむ。
申し込み用紙裏面左下にPostal Orderの右上の番号を書き込み、封筒に入れましょう。

そして封をして、宛名を書きます。
2019年1月時点では、下記1か2のいずれかに送ることになっています。(最新の情報は日本大使館で確認しましょう。)

DVLA Japanese Account Manager

1.Ms Lisa John
Address: CCU1, DGFW, DVLA, Swansea, SA6 7JL
Telephone: 01792-782112

2.Ms Diane Sturley
Address: CCU5, DGFW, DVLA, Swansea, SA6 7JL
Telephone: 01792-384698

Special Deliveryで送る
窓口に行って、Special Deliveryで送りたい旨を伝えます。
返信用の封筒も渡されるので、そこには自分の住所をかきます。
このとき£13を支払いました。
最後に追跡番号のついたレシートを渡されて終了です!

Step8 届く

郵送してからちょうど1週間後に、返送用封筒として入れたSpecial Deliveryで送られてきました!

スペシャルデリバリーは銀色のナイロン袋です。

これで住所証明なしに様々な手続きが可能になりました!

私がやらかしたミス

私は封筒の封をせずに、宛名も書かずに、免許証の書き換えで~と持って行ったところ、
窓口のおじさんが親切に中身を確認してくれました。そして親切心からこう言ってくれたのです。
You cannot send a COPY, you need a CARD.
(コピーはダメだよ、現物入れないと。)

BRPカードのコピーを見て、親切に忠告してくれたんですね。
「 いやでも日本人は特別措置なんだよ、外務省がUKのガバメントと交渉してコピー可ってなったんだよ」 って必死におじさんに説明、おじさんは「ふーん、ならいいけど。俺はコピーだめだと思うけどね。」と言いながら封をしてくれました。

そしてそのあと、おじさんはふつうのDVLAの宛名を書き始めました。
ここでまた私がストップに入る。
「ごめん、これも日本人措置なんだけど、普通のDVLAじゃなくて別の住所あるんだわ。」
おじさんは少しムッとしながらも「じゃあその住所書いて」言い、私はその場で記入しました。

ほとんどおじさんがやってくれた封筒…

そもそも、最初から封をして宛名も書いて郵便局に行くのが普通だと思うので、誰もこんなワナには引っかからないと思いますが、私みたいにとりあえず郵便局行けばどうにかなるっしょ、みたいな根性だと郵便局員に余計なお手間を煩わせてしまうので注意しましょう(笑)
何より、なぜか郵便局の窓口で、なぜ日本人だけカードのコピーのみで受付けてくれるのかを説明しなくてはならくなります(笑)

日本の免許証の返還

イギリスの運転免許庁DVAから、日本大使館へ、日本の免許証が返還されます。

「DVAからお前の免許が戻ってきたから、お前の免許証の有効期限が切れる2年後以内(もし2020年1月1日に免許が切れるなら、2022年1月1日)までに取りに来いよ」というメールが日本大使館から来ます。

直接大使館に行くか、郵送してもらうか(郵送料は自分で払う)を選択し、免許を取り戻すことができます。私は免許申請手続きをしてから約4か月後にこのメールが来ました。

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