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文系博士課程(PhD)海外留学の応募 研究計画をどうやって書く?

海外留学

文系博士課程の海外留学で給料が出る大学院の応募について、今回は博士課程の選考で一番大切な研究計画(Project Description)の書き方についてシェアします。
面接で私の研究計画はとてもよくできてるとおおむね褒められたので、骨格をさらします。

ちなみに、文系で給料あり海外留学博士課程のポジションの探し方と大まかな応募の仕方についてはこちら

面接についてはこちら

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研究計画に必要な3つのキーポイント

実は事前に教授に「どんな研究計画がいいの?」と聞く機会があったんですね。で、その時に話してくれた通りに書いたらスゲー褒められました、他の教授に。
なのでシェアします。

その教授曰く、3つのポイントで評価するらしいです。

  • quality
  • relevance
  • feasibility

qualityはまあ言うまでもなく、という感じですが、セオリティカルフレームワークがきっちりしていてオリジナル性があることですね。
セオリティカルフレームワークは(特に人文)やや曖昧になりがちですが、ここしっかり組み立てないと落ちます。
セオリーがそもそもわからんという人は(博士課程諦めたほうがいいかも…)自分の専門分野のジャーナルの自分の研究と似た記事をいくつか読んで、どんなセオリーについて触れていることが多いのかを確認しましょう。

relevanceは2つの意味で重要で、ひとつは先行研究との関連(この研究は先行研究とどう関係していて、どう独自性があるか)と、その大学院での研究との関連(大学院で行われているリサーチとどう関連しているか)の正当性を問われます。
大学院での関連性は、物は言いようでどうとでもなるっちゃなります、人文学徒お得意のライティングでこじつける感じで。
(例えば大学院でリンゴの研究をしているチームに入りたいけど、自分はミカンの研究をしたい場合、「ミカンの研究をしたいので、リンゴの研究をしているあなたの大学院に行きたい」ではなく、「ミカンの研究をしたいので、ミカンと同じ果物というカテゴリーに属しているリンゴの研究をしているあなたの大学院に行くことで、ミカンという新たな観点が、リンゴという果物の研究にさらに多様性を与えると信じている」と書くということです。)

feasibilityは主に研究プランの項目(後述)で見せるところで、まあ現実的に考えて無理なプランを立てなければ大丈夫です。
ここでは金銭的なことも含まれますので、もしあらかじめわかっている研究出費があれば書いておきましょう。

書式

指定がない限りはマイクロソフトワード、A4サイズ、ノーマルマージンで設定しました。
本文のフォントはTimes New Roman、本文のサイズは12ポイント、段落(Space)は1.5。
まあ、ふつうの授業のレポートと同じような書式設定ですね。

項目

大学によって要求されるフォーマットが異なるので都度、文字数削ったり文章ふやしたりする必要がありますが、おおよそ次のようにしました。

  • Introduction
  • Existing research (review)
  • Research Question
  • Theory and methodology
  • Plan
  • Bibliography

Introduction
アブストラクトにあたるところ。アブストラクトってわかる?論文のはじめにまとまってるやつね。
ここに私は「社会にどう還元できるか」も入れてました、たしか。

Existing research (review)
関連する先行研究とそのレビュー。と、(これ大切)自分の博士研究がその先行研究たちのどの位置にあたるのか(まったくの新しい研究か、既存の研究の拡張にあたるのか)を書く。

Research Question
ここは簡潔にただのリサーチクエスチョンの羅列。(リサーチクエスチョンに至るまでの流れはIntroductionとExisting research (review)で触れてるはずなので。)
私は3つのメインクエスチョンと、さらにそれぞれに2つずつのサブクエスチョンがありました。

Theory and methodology
自分が使うセオリーとメソッドの説明。
たぶん自分の分野の流行りみたいのは、ジャーナル読んでればわかると思うので、ここでそれっぽい演出できたらいいと思います。

Plan
3年(または4年)でどう研究をするかのプラン。
基本的には「1年めは本を読んで、2年目でフィールドワークをして、3年目で論文を書きます」
みたいなアホプランをそれっぽく書きます。
具体的な名前(資料提供してくれる機関とか?)あれば列挙します、それっぽく見えますので。

Bibliography
おそらくサイテーションスタイルを指定してくることはないと思いますが、自分の専攻でよく使われているスタイルを使えばOK。(ChicagoとかAPAとか)

気を付けること

募集要項をよく読む
まじで100回でも読め。要求されているものは全て書くこと。
よくあるのが「大学で行われているリサーチとの関連性も入れろ」みたいな指定してる場合があるんで、その場合は適当にイントロダクションのところにぶちこみます。

ネイティブチェック
ネイティブでないなら絶対ネイティブチェックに出しましょう。
私は友だちのメリカ人に頼んでいたのですが、途中から忙しくて断られたので、ここに金払ってやってもらってました。Scribendi 私の知る限り、最安値。
日本のやってるネイティブチェック会社、たまにネイティブじゃないけど英語できる奴が小遣い稼ぎにやってる場合があって、一度私でもわかる間違い見逃しやがったので、もう一生使わんとなりました。

可能なら教授にみてもらう
可能なら一度修論のスーパーバイザーか、なんかその道のプロに見てもらうと良いですね。

で、まあだいたいはカバーできるのではないでしょうか。
がんばって!ください!!(クソまとめ)

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