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海外の大学の入学式ってどんな感じ?【留学日記#2】

Oslo

日本でいう入学式に相当するWelcome Ceremonyに先日行ってきました。

参加が強制ではないため、クラスメイトの中には行かない、という人もいましたが、私は記念にと思って参加しました。

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オスロ大学の入学式

まあもう学校の名前出しちゃいますけど(笑)、オスロ大学のウェルカムセレモニーは毎年伝統的に、カールヨハンゲートのUniversitetsplassenという大学の広場で行われます。

学部生と交換留学生はバディ制度というものがあり、先輩バディが会場まで案内してくれます。

赤いTシャツを着ているのが先輩です。とても分かりやすいですし、不安なこころもちの新入生にとってウェルカムな雰囲気はありがたいですよね。

が、正規の大学院留学生にはバディはつかず、完全に放置されます(笑)

オスロ大学の留学生インターナショナルスチューデント向けのFacebookグループがあるため、私はそこで「マスターでウェルカムセレモニー行く人~?」と声かけあって式に参加しました。
やはり一人では不安な人が多く、総勢18人のマスターが集まりました。

ウェルカムセレモニー 式次第

セレモニーはこんな感じです。

  1. 学長の挨拶
  2. オスロ市長の挨拶
  3. 学生代表の挨拶
  4. ゲストミュージシャンの演奏
  5. ノルウェー国歌斉唱

最後に国歌を歌ったあとは、とくに「終わります」みたいなアナウンスもなしにわらわらと解散しはじめたため、われら留学生は 「え、終わり?!」 とびっくりしました。
ノルウェー人ってたまに解せないよね、ということを言いながら、せっかくだからお茶でもしようと、街に繰り出しました。

心にのこった挨拶

式のスピーチは、巨大スクリーンに英語字幕がつくため、私のようなノルウェー語がわからない留学生でも安心です。

最後に心に残った学長のスピーチの一部を書き残しておきます。

世界情勢は混とんへと向かいつつある。
差別や偏見と戦うためには知の力で対抗するしかない。
ノルウェーで最も歴史があり最高学府であるここで勉学に励んで、社会をよりよいものへと導いてほしい。
きみたちを心から歓迎する。

こんなようなスピーチを聞きながらふと思い出したのはこの春、東京大学入学式で上野先生が読んだ祝辞でした。

やはり私はある程度恵まれてここに来ているという自覚があります。
私はここでこれから学んで身に着けるであろう知を、自分が勝ち抜くためだけには絶対に使いません。 それをどんな形であれ、世の中に還元しなければという意識をもって、これからの勉強に励むつもりです。

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