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アカデミックカンファレンス学会 英語でプレゼンするためにやったこと11

海外留学

ブログ更新がit’s been a long timeどうもお元気ですか。
アブストラクトがアクセプトされまして、先日人生初の国際学会プレゼンしたので、準備したことの記録を時系列で残しときます。

アブストラクトを応募する

授業で書いたペーパーが良い成績だったので、CV(履歴書みたいなやつ)に箔をつけるため、同じカテゴリーの学会に応募してみました。

せっかく海外留学しているのだからせめて国際学会くらいデビューしときたいかなと思っていたのですが、たまたま調べものをしているときに私の研究対象とかぶるトピックで学会をやる予定なのを発見したのがこうを奏しました。
(ジャーナル掲載できればそれに越したことはないですが、いかんせんパブリッシュまでの時間がかかるのでCVに間に合わない)

応募してから3か月後、うっかりひょっこりアクセプトされたのでした。

今振り返って、1年前の自分にアドバイスできるとしたら、日頃から「気になるジャンル+Conference」で検索をかけたり、気になる学者のSNSをチェックしてCall for paperの知らせを狙っているといいでしょう。

関連する教授に連絡する

まず初めに、修論のスーパーバイザーにメールでアブストラクトがアクセプトされたことを報告しました。
その後、修論のミーティングの際に、口頭でアドバイスを貰いました。

また、今回のペーパーに直接関連するテーマが専門の教授が別にいたので、その人にもメールで報告し、メールでアドバイスを貰いました。

アカデミックカンファレンスの基礎をググる

勢いとノリで生きている節があるので、いざ自分のペーパーがアクセプトされたあとに冷静になって、アカデミックなカンファレンスについてあまり知らないと思ったのでグーグルで調べました。
(日本でも学会なんて参加したことないのにいきなりグローバル学会出てどうすんねんという話ですな)

その名の通りの記事ですが、まずはこれを読んでアカデミックの仕組みをつかみました↓

A Complete Guide to Academic conferences

どうもネットワークが大事とのことだったので、さてどう準備するかと調べたところ、こんな記事も見つけました↓

How a research conference works

これによると「ツイッターやらリンクドインのSNS系accountと、リサーチゲートを事前に立ち上げるべし」とのこと。
…趣味用のSNSはありますが、完全にアカデミックキャリアに移行できる代物ではないので、オフィシャルな自分のアカウントを諸々立ち上げました。

プレゼン用のスライドをつくる

パワーポイントでスライドを作ります。
持ち時間は20分だったのですが、いったい何枚スライドを作ればいいのか分からなかったのでグーグル先生にhow many slide for 20 min presentation academic conferenceと聞きました(直接的すぎる…)

1番上に出てきた情報によると20枚でしたが、結果的に30枚になりました。

読み原稿をつくる

スクリプトをワードでつくります。

読む用なのですが、そのままぺーパーとしてアンソロジー(or conference proceeding)にも載せられるくらいきちっと作りこみました。
引用スタイル統一みたいなこととか、図とか。

20分予定の読み原稿は、グーグルで調べたところ、A4サイズで8枚が良いらしいのですが、最終的には10ページ分になりました。(references含む)

練習!練習!練習!

グーグルでアカデミックカンファレンスとググるととにもかくにも練習だといたるとこにアドバイスがかいてありました。

修論のスーパーバイザーの教授にはあろうことか「準備しすぎると持ち時間延長するから準備しないほうがいいよ」と言われたのですが(ノルウェー人)、別の教授には「たくさん練習することを忘れてはいけないよ」と言われたので(イギリス人)、やっぱりたくさん練習することにしました。

何度も原稿を読み、Zoomの録画機能を使って録画したものを見返して、わかりずらい点を修正して…を繰り返しました。

英語ネイティブの友達複数に頼る

アメリカ人の友達にスクリプトとスライドのネイティブチェックをお願いしました。
また、練習にも付き合ってもらいました。

教授に内容面でのアドバイスをもらう

90%完成した状態で、教授(トピックが専門のほう)にペーパーを見てくれないか頼みました。

たが、既にアメリカの友人のネイティブチェックが通った原稿にも関わらず、ありえん量の赤字がかえってきました。
教授いわく言い回しをいくつかなおしたよとのこと。
その教授はイギリス人なのですが、やはりアメリカ英語とイギリス英語は根本的に違う言語なんだなということを思い知らされました。
(アメリカとイギリス側で話し合って解決しといてくれそういうの。非ネイティブを困らせないでくれ)

友人にプレゼンする

友人にかたっぱしから声をかけてプレゼン付き合ってといって強制的に私のプレゼンを聞かせていました。
中には専攻違いの友人もいましたが、いずれも修士なのでロジカル的にアドバイスをくれてとても参考になりました。

Q&Aセッションの準備をする

正直、プレゼン後のQ&Aセッションのほうが恐怖だったので、想定されうる質問を先に予想して答える準備をしていました。
心配すぎてどんどんと深追いしてしまい、大して関係もない法律にまで手をだしていました(アホ)

学会用の服を調達する

本番3日前になって、服をどうするんだということに気が付きました。
ルームメイトの一人がショッピング狂いだったため全身コーディネートしてもらいました。
(要は服を頭から足まですべて借りた)

そして人生初の国際学会プレゼンは無事に成功しました。

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