ノルウェーで正規学生をすると週20時間までアルバイトすることが許されます。
正式に仕事をするのでタックスオフィスに登録してタックスを払うわけですが、きちんとタックスリターンも受けられます。
私も周りに聴きながらよくわからないなりに学生がバイトするだけの範囲でタックスにまつわる手続きを記録に残します。
超プラクティカルな記録です、ノルウェーのタックス制度についてきちんと知りたい人は
しかるべき情報源をご参照ください。
※ノルウェーIDナンバーかDナンバー、銀行口座を持っている事が前提です。そのへんの情報はこちら。
Tax deduction cardを登録する
(私が学生バイトを始めたのはコロナ前だったので今は手続きの仕方にちょっと変更あるかも)
ジョブコントラクトを締結したらまずやることは、Tax deduction cardsを貰う事。
カードといってもフィジカルなカードではなく、オンラインでTax deductionの登録をするということを、Tax deduction cardsと呼んでいます。
この時点ですでにノルウェーのIDナンバー持ってると思うので、オンラインで登録できます。
ちなみにノルウェー語が不安な人は、さっさと表示設定を英語に切り替えましょう、私のように(笑)
金に関することを不安定な言語で遂行すると危険です。
Amend Tax deduction cardというページのwork and pensionという欄に、自分が1年でどの程度稼ぐかの金額を入力します、ジョブコントラクトを参照して。
これはいつでも数字修正できますので、ご安心を。
基本的に全てに説明がついているのでそれを読んでいけばつまずくことはないのですが、一応メモ。
- Salary and benefits to date=実際に受け取る金1年分
- Tax deductions from salary, benefits and pensions, year to date=1年で支払う予定のタックス
- Salary income=タックス引かれる前の全金額1年分
なので例えば
- Salary and benefits to date=100円
- tax deductions from salary, benefits and pensions, year to date=50円
- Salary income=150円
みたいなことです。
本当はSalary incomeにはホリデーサポート(1年以上働くとホリデーのお金貰える)とか、シックリーヴの手当とかも含まれるんですが、まあ働きはじめのバイトにはほぼ関係ないのと、何かあったらいつでも金額修正できるので、タックス引かれる前の全金額入力しといてOKです。
Pay As You Earnスキームに登録すべきか否か
ノルウェーのタックスルールで、移民1年目は問答無用でPay As You Earnスキーム(PAYEスキーム)に登録させられます。(Tax deduction cardつくると自動的にスキームに入ってることになってる)
これはものすごく雑に説明すると、移民1年目限定でタックスリターン受けられないけれど何があってもタックス率25%という制度です。
が、学生の週20時間バイトで稼ぐ程度の金額であればこのスキームに入ると大損です。
今すぐ抜けましょう。
(ワーキングビザで入ってきてある程度稼ぐならPAYE入ってたほうが得な場合もあるので一概に大損システムとはいいがたいです。稼ぎまくるとすぐ税率30%いくので。ただ、ノルウェーのワーキングホリデービザでどの程度稼げるのかはわかりませんので、ご自分で計算してみてください。)
スキームの抜け方は簡単、Amend Tax deduction cardというページ(前述)の下の方に、スキーム抜けるにチェックつけて、申請するだけです。
このスキームは一度抜けると二度と戻ることはできないので若干戸惑いますが、きちんと計算したうえで損被るのであれば即抜けちゃってOKです。
タックスリターンを受ける
3月から4月にかけてタックスオフィスからメール通知が来ます。
1年間のお前の給料とタックスの計算ができたかたらMy pageでチェックして提出せいよ、という内容です。
自分がこれまで貰ったサラリースリップと見比べながら金額を確認、OKであればConfirmボタンをクリック、金額が異なるようであればその場で修正してCoonfirmをクリック。
2週間前後でタックスリターンの金が銀行に振り込まれます。
タックス関連のアドバイス
タックスに関しては、正直移民2年目以降の人のほうがより良い情報を持っていますので、ガンガン移民の知り合いを頼りましょう。(ノルウェー人はPAYEスキームとか知らなかったりする)
あとは金に関してはどんなに些細なことでも金額と日付をメモや写真にして記録を残しときましょう。
タックスオフィスに直接問い合わせるのは時間がかかるのでどうしてもな時に絞りましょう。ファイティン!
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