留学中に親知らずを抜いた話です。
渡航前に親知らずは抜いとけ!(事のはじまり)
私は、日本にいたときに1本だけ親知らずを抜いてから海外に飛びました。
本来であれば、渡航前に親知らずや虫歯関係は問題を解決しておくのが定石ですし、その方法をおすすめします、おそらく長期海外滞在経験者であれば十中八九同じことを言うのではないでしょうか。しらんけど。
しかし、私は渡航直前まで激務の出版社で働いていたので親知らず1本抜くだけの時間しかありませんでした。
そして諸々タイムアウトで渡英。(最初に渡英した。)
時は過ぎ去り2年…ジンジンとした痛みが親知らず付近の歯茎に現れはじめました。
この時はまだ我慢できる痛さではありましたが、感覚的に時間がたてばひどくなると予想できる程度の状況でした。
で、問題なのがコロナ関連と論文スケジュール。
このまま放っておいて次に日本に帰国する時に日本で治療するのもアリかと考えましたが、実はその前に論文の締め切りがあり、その締め切り直前に寝れないほど痛くなって治療せざるおえなくなるという最悪のシナリオが予想される感じの親知らずの痛さを感じていました。(30年生きてると自分の体のことだいたいわかるんだわな)
で、ノルウェーは物価が高いので親知らずを抜くなら近場のポーランドやバルト三国に飛んでちょっと抜いてもらう方法があるんですね(現地の人に教えてもらった)
節約大魔王なので「そのアイディア最高じゃん!」と思ったのですが、現在コロナ渦で出国できない。
もうノルウェーで抜くしかないがな、となったのでした。(前置きが長え)
海外で親知らずを抜く一部始終!
オスロ大学内の歯医者に予約を入れました。
40歳以下の学生であれば割引がきくのでここ一択でした。
当日15分前に行って、名前を呼ばれたら診察室へ。
日本では、親知らずを1本抜くのに3か月かかったのですが(初診→病院紹介状もらう→次の病院の初診→やっと抜歯、ここまで2か月→抜糸)今回は事前に親知らず付近の歯茎痛い、抜くことも視野に入れてくれ(I’ve felt pain my gum around the wisdom teeth since a week. I would like to see a dentist, and would also like to ask about extraction as well.)みたいなことを伝えていたので、歯医者は最初から「今日抜くっしょ?」みたいな対応でした。
一応状況説明し「まあ抜きましょう、元気で締め切り前のうちに!」と言われ、即レントゲンと麻酔。この間10分足らず。(もちろん麻酔のアレルギーなど必要な問答ありました)
とにかくスピード感あふれる豪快さでゴリゴリ砕いてピックアップ、この間20分以内。
事前に「お母さんに見せたいから抜いた歯ちょうだい!」と言ったらくっそ笑われて「いいよ、僕使わないからね(当たり前だ)、もちろん差し上げますよ」と言われました。
Can I get my wisdom tooth after this extraction? I wanna show it to my mom.(絶対にTOEICに出ない英語)
そして縫合して終了。痛み止めの処方箋を貰い、1週間後に抜糸の予約をその場でしました。
1週間後、抜糸を5分で済ませ、全行程は終了です。
海外での親知らず抜歯はいくらかかったか?
抜歯(処方箋含む)…2380
抜糸…280
薬…194.4
合計 NOK 2854.4(約36000円)
これでも学生割引(3割引き)した状態です。
というわけで、日本出国前に歯は抜きましょう!(当たり前体操)
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